オメガ変換とは、効率や収率のように特性値が0から1の間しかとらない場合、その加法性を得るために行う対数を用いた変換。
参考)同様の目的で正弦変換もあるが、品質工学では使わない
百分率のデータでは50%付近の1%の変化と、90%付近での1%の変化は同じではない。つまり尺度間隔は均等ではなく、加法性がない。
百分率のデータをpとするとその範囲は0~1。そのオッズ比 p/(1-p)では、0~∞を取りうる。
オメガ変換の式はη=10log(p/(1-p))とすると-∞から∞なる。
単位はSN比と同じdb(デシベル)が用いられる
底は10を使うが、ネイピア数eの場合はロジット変換と呼ばれる。
オメガ変換は、効率や収率のように特性値が0から1の間しかとらない場合、その加法性を得るために行う対数を用いた変換。
この変換式を用いると
0% → -∞
0.1% → -30db
1% → -20db
10% → -9.5db
50% → 0db
90% → 9.5db
99% → 20db
99.9% → 30db
100% → ∞
0-100% の比率データが、-∞から∞の加法性を向上させた特性値となる
エネルギー比型SN比は、全変動を有効成分と有害成分に分解したあと、オメガ変換を行った形式である