Japanese | English | 意味 |
LD50 | lethal dose 50 | 半数の製品が機能しなくなる点を機能限界としたもの |
MTSマハラノビス・タグチ・システム | Maharanobis-Taguchi system | 予測、判別、認識などを行う手法 |
MT法 | MT method | 田口により提案された予測やパターン認識手法群 |
RT法 | Recognition-Taguchi method | 田口により提案されたパターン認識手法 |
SN比 | signal-to-noise ratio, S/N ratio | 品質評価の指標。有効成分/有害成分の比 |
T法 | T (Taguchi) method | 田口により提案された予測手法。T1法、T2法がある |
安全係数 | safety factor | 損失額とコストの比から決定する |
エネルギー比型SN比 | energetic S/N ratio | 従来のSN比の問題を解決するために関西品質工学研究会より提案されたSN比。データ1個当たりの平方和の比で評価。 |
オフライン品質工学 | off-line quality engineering | 技術開発や製品設計における最適化 |
オメガ変換 | Omega transformation | %などの率のデータに加法性を与える変換 |
オンライン品質工学 | on-line quality engineering | 生産工程における検査設計などの経済的な最適化 |
加法性 | additivity of factorial effects | 平均や効果推定は足し算なので、加法性のある特性値が望ましい |
外側のわりつけ | outer array | 誤差因子や標示因子など直交表内に割り付けず、総当りとなるようなわりつけ |
確認実験 | confirmation run | 最適条件選択後、実験の信頼性を確認するために行なわれる実験 |
感度 | sensitivity |
動特性における傾き、静特性における平均値 |
頑健牲 | robustness | ノイズに対する影響の受けにくさ |
基本機能 | generic function | 技術の目的を達成するのに用いられる技術の基本原理 |
寄与率 | percent contribution | 結果の全変動のうち、ある因子の水準の変化が及ぼす影響の率 |
機能 | function | 技術の目的であり、お客の望む特性 |
機能限界値 | functional limit | 製品のある特性値が目標値に対しずれた場合、機能を発揮しなくなる値。 |
機能性 |
functionality performability |
技術の目的を入力と出力の関係で示したときの、そこからのズレの程度 |
機能窓法 | operating window method | 機能する条件の範囲をできるだけ広げようとする最適化手法 |
許容差 | tolerance | 製品が出荷される際の検査において、製品の持っている特性が、目標値の前後にある程度ずれていても出荷してよいと判断する幅。 |
許容差設計 | tolerance design | ロバスト設計後に損失関数により経済的に最適な許容差を決める |
誤差因子 | noise factor | お客様の使用条件で、変わってほしくない因子 |
交互作用 | interaction | 複数の因子である水準の組み合わせにだけ生じる正または負の効果 |
公差 | Tolerance | 許容差の上限と下限の幅 |
効果 | effect | 原因がわかっている変動の大きさ。原因がわからない変動を誤差と呼ぶ。 |
校正方式 | calibration system | 計測器を校正するための方法。直線性の確認と調整。 |
再現性 | reproducibility | テスト結果が市場でも再現することで、確認実験での再現が重要 |
最適条件 | optimum condition | パラメータ設計で選ばれた最もSN比が高くなる条件 |
システム | system | 目的達成に用いる原理 |
システムの選択 | system selection | お客様にとっては目的達成にどのシステムを使うかは関係が無い |
実験計画法 | Design of Experiments | 直交表を用いた効率的な実験方法 |
社会損失 | loss to society | 品質が社会に与える損失。コストも含む Q+C |
主効果 | main effect | 単独に、因子の水準が変わった時の効果 |
純変動 | net variation |
説明できないランダムな変動 |
信号 | signal | 信号因子の水準。ソフトウェアでのお客様の入力。 |
信号因子 | signal factor | お客様の使用条件のうち、場合に応じて変わってほしい時の入力のこと |
制御因子 | control factor | 水準の制御可能な因子(設計パラメータ) |
静特牲 | static response | 信号が1つの場合の解析で用いる特性値(望目、望小、望大、ゼロ望目) |
ゼロ望目特性 | zero-is-best response | 正負があり、平均値と無関係にバラツキだけを小さくしたい特性 |
線 | line | 線点図での線 |
線点図 | linear graph | 直交表での割り付けを簡単にする線図 |
総合誤差分散 | total variance due to noise | |
総損失 | total loss | Q+C |
損失関数 | loss function | 損失は目標値からのズレの2乗に比例すると近似。統計と品質の関係を表す。 |
単位空間 | unit space | 正常と定義した均一なデータ群による多次元空間の範囲 |
チューニング | tuning | 最適条件を選択後、目標値にあわせること |
調合誤差因子 | compounded noise factor | 複数の誤差因子がある場合、特性値が最小、最大となる組み合わせ条件に絞った因子とその組み合わせ水準 |
調整因子 | adjusting factor | ノイズに対し安定化後、目標値に合わせる為の因子 |
直交表 | orthogonal array | パラメータ設計に用いられる直交と釣合いの特徴をもつ数表 |
点 | node | 線点図での点 |
動特性 | dynamic characteristics | 複数の信号がある場合に解析で用いる特性値 |
内側のわりつけ | inner array | 直交表の列を使ってわりつけること。(標示因子も内側に入れてよい) |
二乗和の分解 | decomposition of total variation | 平方和を因子の影響の大きさで分解すること |
二段階設計 | two step optimization | 1.バラツキの最小化、2.目標値に調整、この2ステップによる設計 |
ノイズ | noise | お客様の使用条件(劣化、使用環境など) |
パラメータ設計 | parameter design | 複数の設計因子を用いてノイズに対してロバストな設計を行う |
標示因子 | indicative factor | お客様にとってその水準間に差があってもかまわないかまわない因子 |
標準SN比 | standardized signal-to-noise ratio | 理想特性が非線形の場合に対応できる評価方法。線形も非線形の一部であり、全て標準SN比で解析することができる。 |
品質 | quality | 製品が出荷後、社会に対して与える損失 |
品質工学 | quality engineering | 製品や技術による社会損失を最小にするための考え方 |
フイードバック制御 | Feedback control | 出力に応じて入力を調整する制御 |
平均二乗誤差 | mean square error | 偏差の2乗の平均。偏差の2乗に損失は比例するので、平均損失額を表す |
変動 | variation, sum of squares | 目標値あるいは平均値からのデータの変化(2乗和や分散で表す) |
望小特性 | smaller-is-better response | 非負で小さければ小さいほど良い特性 |
望大特性 | larger-is-better response | 非負で大きければ大きいほど良い特性 |
望目特性 | nominal-is-best response | 目標値がありそれに合わせたい特性 |
目的機能 | objective function | お客様が望む直接的な機能 |
有効反復数 | effective number of replications | 有効な繰り返しの数 |
要因効果図 | graph of factorial effects,response graph | 制御因子の主効果を示すグラフ(主にSN比と感度) |
利得 | gain | 比較条件から最適条件への改善度を表す。SN比ではその差のこと。 |
理想関数 | ideal functional form | お客様が求める理想状態を示す関数またはその科学原理となる関数 |
理想機能 | ideal function | お客様が求める理想状態 |