2段階設計法と呼ばれる →ロバスト設計とも言う
1.直交表を用いた実験から評価尺度として、ノイズに対するバラつきを表すSN比を算出し、バラツキの影響を減らすように設計条件を最適化する(バラツキの原因を取り除くのではない)
2.バラつきが小さくなった上で平均値を目標値に近づける
因子の種類:
制御因子 水準の制御可能な因子(設計パラメータ)
設計や製造で変更できる因子。設計寸法や材質、製造条件など。
ノイズ(誤差)因子 お客様の使用条件で、その水準の変化で特性値が変わってほしくない因子
例:使用環境(温度、湿度など)、劣化
最適水準が分かったところで、選択できないのでその研究は役に立たない。
信号因子 お客様の使用条件のうち、その水準の変化で特性値が応じて変わってほしい時の入力
例:使用者の意図であり、それを伝えるハンドル操舵角やアクセルの踏み込み量など
標示因子 お客様にとってその水準間に差があってもかまわない因子
例えば、洋服のサイズ(S,M,L)に差があっても購入者はどれか1サイズしか買わない
Sサイズにピッタリの客はLサイズを買わない。
その差を無くすし、仕様を減らすことは、生産者にはコスト削減とはなるが、多くの仕様を安く提供することがもっと重要。お客の選択肢(自由度)を増やすこと。
パラメータ設計の手順
1.基本機能と目的機能の設定
2.特性要因図(フィッシュボーン)の作成 因子の抽出
3.因子と水準の選択
4.直交表の選択と条件の決定
5.実験(データの収集)
6.解析(要因効果図)
7.推定
8.確認実験